英文科会

令和5年(第47回)英文科会総会・講演会のご報告


開催日:令和5年6月11日(日)
場:実践桜会会館一階ホール
会:11:00~12:00出席者:38名

議題
  1. 令和4年度活動報告
  2. 令和4年度収支決算報告承認の件
  3. 監査報告
  4. 令和5年度活動計画案承認の件
  5. 令和5年度予算案承認の件
  6. 報告事項 英文科会役員について
長(退)山内典子 (新)鈴掛まゆみ
副会長(退)大関啓子 (再)植松ちどり
(新)新井佐知子

承認を要する以上の議題は全て承認されました。


講演会:13:00~15:00

講師:諏訪友亮先生
実践女子大学文学部英文学科専任講師
演題:“ワイルドだろう~?”
参加者:44名(会員以外の方4名を含みます)

諏訪友亮先生からは大学図書館に所蔵されているオスカー・ワイルドに関する本間文庫及び日本近代文学研究に多大な足跡を残した文学者本間久雄(1886-1981)の功績についてご講演いただきました。

実は参加者の多くは本間先生のお授業を受けていたので1928年に在外研究中のロンドンのデュラウ書店でオスカー・ワイルド (1854-1900)に関する厖大な直筆書簡等の研究書誌17巻に偶然に出会ったこと。その後幼い頃からワイルドと疎遠になっていた子息ヴィヴィアンさんと親交を重ねたことなど興味深いお話に時間を忘れました。


講演の後、英文科会会員でもある、元英文学科教授の大関啓子先生もご参加くださり、本間先生のメイソンライブラリーが大学図書館に遺贈されたのは小倉皐先生のご助力によるものであったこと、ワイルドの唯一の孫娘マーリン・ホランドさんとのご親交、などについてお話ししてくださいました。

最後にこれからの本間文庫のことに関しては、諏訪先生にあとを託すと述べられました。微笑む両先生のお姿に素敵な時の流れを感じました。