英文科会総会・講演会
6月9日(日)英文科会総会・講演会が開催されました。第一部総会(11時から12時)
出席者41名、議事はすべて承認されました。
桜会からの報告は、鈴掛理事長代理新井佐知子常任理事から、英文学科からのお知らせは大関啓子教授よりありました。
第二部講演会(13時から15時)
講師:英文学科 主任教授 佐々木真理タイトル:“他者との邂逅ーウォートンからル・グィンまで”
佐々木真理教授は、アメリカ文学、特に19世紀後半から20世紀にかけての女性作家を研究されています。
講演は、アメリカ合衆国の哲学者であり、ジェンダー理論家であるジュディス・バトラーの問いかけからはじまりました。1848年に女性参政権運動(第一次女性運動)が始まり、1920年には女性参政権が発効され、女性の多様な権利を求める運動(第二次女性運動)が起こるところから話は進みます。 その社会的背景がどのようにアメリカ文学に描かれてきたのかを三人の作家とその作品、イーディス・ウォートン『歓楽の家』、シャーロット・パーキンズ・ギルマン『フェミニジアー女だけのユートピア』、アーシュラ・ル・グィン『闇の左手』を取り上げ、各作品の中で、先進的な価値観を持ち、さまざまな舞台を 設定して、多彩な境遇のキャラクターを登場させ、当時のアメリカ社会の変化や 内在する問題、女性の生き方の変容などが描かれていると話を結びました。
現在の学生たちが、今日のこの講演を講義として聞いているとのこと、ぜひ卒業生のためにも講義をしてほしいという声が多く聞かれました。
講演は、アメリカ合衆国の哲学者であり、ジェンダー理論家であるジュディス・バトラーの問いかけからはじまりました。1848年に女性参政権運動(第一次女性運動)が始まり、1920年には女性参政権が発効され、女性の多様な権利を求める運動(第二次女性運動)が起こるところから話は進みます。 その社会的背景がどのようにアメリカ文学に描かれてきたのかを三人の作家とその作品、イーディス・ウォートン『歓楽の家』、シャーロット・パーキンズ・ギルマン『フェミニジアー女だけのユートピア』、アーシュラ・ル・グィン『闇の左手』を取り上げ、各作品の中で、先進的な価値観を持ち、さまざまな舞台を 設定して、多彩な境遇のキャラクターを登場させ、当時のアメリカ社会の変化や 内在する問題、女性の生き方の変容などが描かれていると話を結びました。
現在の学生たちが、今日のこの講演を講義として聞いているとのこと、ぜひ卒業生のためにも講義をしてほしいという声が多く聞かれました。