実践キャリアネット

【会員コラム-No. 31】(キャリアネット通信 2025-No. 3)


今月はキャリアネット会員のコラムです。

「茶の心」

私とお茶との出会いは、中一の時に、母から「お茶はとても良いものだから」と薦められて入った実践の茶道部でした。初めはいつも足が痺れ、苦痛、何が「良いもの」かも解からず、それでも何故か辞めずに通っていました。でも、そのうちに段々、お茶の素敵さが少しずつ伝わって来る様になり、それ以来お茶とは縁を切ることなく、今日まで続けています。

仕事を定年退職後、母校茶道部が声を掛けて下さり、現在中高で茶道部講師をしています。中高生の一生懸命お茶を習う姿はとても可愛いく、健気です。夢に向って進む生徒の明るさからいつも沢山のエネルギーをもらっています。今でも実践の良さそのものを持った生徒が見受けられ、伝統が途切れていないと嬉しく思います。実践の茶道部は長い伝統と歴史を持ち、恵まれた設備、道具が揃った中で稽古が出来る環境は学校茶道部においては恐らく他に類を見ないと、とても誇りに思います。

茶道とは手前の順序だけを覚えマスターする事ではありません。

一服のお茶を点てる事から、相手を思いやる「もてなしの精神」を学び培うものなのです。礼節を重んじ、一生掛けて学ぶ奥の深い総合芸術です。お茶は人の心を豊かにします。
お茶には日本の美が凝縮されています。その「茶の心」を生徒に伝え、生徒がその心を次世代に継承し、海外にも「本物」の日本の美しさを発信して行ってくれたらと願っています。

そして「茶の心」が世界平和の一助になればと、細やかながらふと思います。

茶道は人と人の係わりを対面で行い、お互いを直に感じ尊重しあうものです。現在、SNSが主流となり、人との交わりが機械的になりつつある中で、こうしたお茶の精神は大切に育って残っていかなければならないと、ひしと感じる今日です。

実践には卒業生の茶道部もありますので、卒業生の方々もお気軽にお立ち寄り下さい。
中高茶道部の今年の初釜の様子が実践HPに載っておりますので添付します。日本文化実習室の畳替えが実践桜会会員の方のご協力の下で行われ、井草の香りがする中で新年を迎えることが出来ました。

■初釜 お稽古を行いました。 実践女子学園 中学校高等学校
https://hs.jissen.ac.jp/report/year_2024/20250124act.html

(SK)