実践キャリアネット

【会員コラム-No.18】(キャリアネット通信2024-No. 1)

今月は新会員で公認心理師の方のコラムです。

<ストレスと心の悩み>

人は生まれてから死ぬまでの間、何かしらのストレスや悩みを抱えて生きています。
ストレスとは、自分が気づいているか、いないかに関わらずに外部から与えられる嫌な気持ちがたくさんたまっている状態です。
心の悩みとは、ある問題に対して自分の理想と現実の違いがありすぎて解決ができずにいる状態です。
そして、このようなストレスや心の悩みを抱え続けると身体に不調として現れることがあります。
例えば頭痛・動悸・微熱・腹痛・腰痛・生理不順・じんま疹・めまい・耳鳴りなどで、病院で受診しても原因不明と言われたら、ストレスや心の悩みに起因するものかも知れません。

病院で処方されるお薬は辛い症状を緩和したり取り除いてくれますが、それは一時的なものです。ストレスや心の悩みの根本を解決しないでそのままにしておくと、抑うつ状態が酷くなったり適応障害などを発症することもあります。

そうならないために・・・
①自分自身が嫌な気持ちを持っていないかを問いかけて早く気づくこと
②誰かに自分の嫌な気持ちを聞いてもらうこと
③息を吸ってからフウッーとゆっくり嫌な気持ちを身体の外に吐き出すようにすること
この3つをやってみてください。

最後に
何か元気がない時・やる気が出ない時・辛い時は病院を受診することはもちろんですが、それでもすっきりしない場合は遠慮しないで誰かに頼りましょう。
身近に頼る人がいない時は専門の人(カウンセラー)に話を聞いてもらうこと事も一助になり、解決への近道になると思います。(YT)