宮城県支部

支部だより

宮城県支部総会が7月9日(日)メトロポリタン仙台で行われました。 総会に先立って、田口恵子先生(福島県実践桜会)による「芭蕉の生い立ちと生きざま、『おくの細道』」で到達しえたこと」の講演が行われました。芭蕉の生い立ちから晩年までの生きざまとともに、その時代を象徴する俳句が紹介されるなど、大変分かりやすく興味深いお話でした。参加者約20名は、先生の長年の研究に裏付けされた貴重な内容に、深く頷き、そして時に先生のユーモアに笑いを誘われながら、芭蕉の世界にじっくりと浸ることができました。 その後の総会では新旧役員のあいさつ、参加者の近況報告などがあり、引き続きの懇親会では田口先生の長年にわたる研究生活を支えたご主人との心温まるエピソードなどをお聞きしながら、和やかなうちに会は終了しました。それにしても、先生のエネルギッシュで歯切れのよいテンポには、感心させられました。
なお、元支部長の飯岡絹子先生もお元気に参加されました。92歳になられました。「皆さんも私のように長生きしてください。こうして桜会に元気で出席できるようにね」と力強いお言葉を頂きました。そのお洒落で気品あるお姿、優しいまなざしに、後輩たちは「かくありたい!」と、改めて「実践卒業生」としての誇りをかみしめながら、会場を後にしました。

渡邉裕子(昭和39年/大国卒)