家政科会

実践女子大学家政科会 文化部 講演会のご報告

元実践女子大学教授(1985∼2004年)佐藤綾子先生講演会
令和5年10月22日 実践桜会会館 会議室

「笑いと表情筋トレの強力アンチエイジング効果
―AIも世代間ギャップも軽々と超える自己表現の秘密


1.表情研究
人間の好意の内、58%を顔の表情から、残りが声と言葉です。1秒間で人は、1100万要素の情報を五感からキャッチする、そのうちの1000万要素を視覚だけから入手し、その中の40要素を脳で処理している。

2.表情筋について
「年齢を重ねると皮膚が乾燥して動かない」・「感性が鈍くなり笑わない」等は誤解で、高齢者もよく笑い、笑うことにより血中酸素濃度もあり、コミュニケーション意識も上がり、表情筋の動く秒数も増えます。
3.AIを超える人間の自己表現
AIが人間の情報量をはるかに超えているが、悲しみと喜びを同時に混ざ合わせて感じたりする人間の感情を生み出したり表現することはできない。私達がお互いを思いやり、忖度して助け会う力は人間独特のもので、それが一番出ているのが顔の表情です。

4.「かめあす体操」
表情筋を鍛えるかめあす体操を毎日、20セットおこないましょう

か⇒ 顔グッパ  顔をグーと口をつぼめる パーと開く
め⇒ 目パッチリ 目を上下 左右に動かす
あ⇒ あいうべるる あいう と口を動かし、舌を出し、舌をゆする
す⇒ スマイル スマイル20秒 を キープする