関西支部 (2府4県)

協力団体 関西支部だより2013 支部長 今泉恭子(昭和48年/大英卒)

二府四県にまたがる組織

(パワー全開。関西支部の幹事の皆さん

実践桜会関西支部は、本年10月22日に第81回の総会を迎え、平成25年5月現在の会員数は239名です。

伝統ある支部の歴史は古く、毎年京都に寮舎監の坂寄美都子先生をお迎えし、関西一円、岡山からも卒業生が集われ、後に、10月8日学祖の御命日に同窓生がお寺に集まり法要後、一同で会食されたのが、この会の始まりとのことです。

平成9年には中西茂子元支部長が現在の会則を整えられ、会員皆で運営し支えていく体制が整いました。当時は岡山県も含まれておりましたが、次の加藤和子元支部長時代に岡山支部独立を勧められ、現在の関西支部は、二府四県(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)となっております。

平成12年に実践桜会同窓会関西支部も社団法人教育文化振興実践桜会関西支部となり、総会・親睦会に加え、講演会等の行事が必須となり、現在に至っております。

また、紅林誠子支部長時代には、当時の学長からの依頼もあり、実践女子大学への進学案内のために役員の方々と学校訪問を精力的に行い、そのパワーは関西支部の語り草となっております。

平成23年4月1日より本部が一般社団法人教育文化振興実践桜会となり、関西支部は実践桜会関西支部と独立した組織となりました。

浦上理事長をお迎えし、総会、講演会を開催

現在は、年1回10月8日学祖祭終了後の時期に、実践桜会関西支部総会・親睦会・講演会を開催しております。

昨年は、秋晴れの10月12日京都御所蛤御門前の京都ガーデンパレスホテルにおいて、新理事長浦上淳子様のご臨席を賜り第80回総会を開催いたしました

講演会は家政科昭和19年ご卒業の井上園子様の御子息様で、国際日本文化センター教授井上章一氏をお迎えし、「美しく老いる」と題し、男性ならではの視点でとらえた美人論を、実際の裁判の資料等で根拠を裏付けつつ楽しくお話していただき、一同とても興味深く拝聴いたしました。

本年第81回総会は10月22日(火)大阪・梅田 インターコンチネンタルホテル(ウメキタ・グランフロント大阪に6月オープン)で開催いたします。

講演会は、講師に関西学院大学文学部文学言語学科教授 細川正義氏をお招きし、 「司馬遼太郎 坂の上の雲」を中心に司馬遼太郎作品の魅力を語って頂く予定です。


白井喜美子様が語る学祖の思い出

平成25年6月7日、昭和11年専門英文科卒の白井喜美子様を神戸市中央区下山手通にある介護老人保健施設“いつでも夢を”に支部長・副支部長・地区委員と今回お世話頂いた徳丸さんの4名でお尋ねし、英文科3年間の思い出等を伺いました。

白井様は下田歌子先生ご出身の岩村についていかにアカデミックな土地柄であったか熱心に語られました。そして、下田先生のご先祖様のお墓と白井様のご先祖様のお墓が向い合せにあり、深い縁に結ばれ、導かれるように実践に進学されたそうです。

下田先生には週1回修身の講義をいただき、その時の変体仮名交じりの文字の美しさは、その板書を消すのも惜しまれるほどであったそうです。また、当然のことながら歌も素晴らしく感動的なお授業だったそうです。また、坂寄美都子先生には礼法を教わり、専門学校でも礼法の授業があることに驚かれたそうです。

常盤寮は6畳に6人寝泊まりし、皆協力し合い楽しく3年過ごされ、当時の渋谷駅には白い現役のハチ公が座っていたそうです。ご卒業後神戸に戻られ、時代の流れで英語教師ではなく、小学校の代用教員になり、資格取得後終戦まで小学校教員をしておられました。戦後高等学校の英語教師になり、神戸の女学校で英語の教鞭をとり、扇千景さんはそこでの教え子の一人だそうです。

当時のことを話され始めると、30分の予定を大幅に超え1時間近く熱弁され、時間を追うごとに英気がみなぎり、目を輝かせておられた様子が印象的で、100才を超えて、またお目にかかれることを約束し、大先輩と握手をしてお別れ致しました。

実践女学校で学んだ女性革命家・秋瑾

また、上海在住で関西支部会員の岩崎真紀枝様が中国杭州で撮影された中国女性革命家秋瑾(しゅうきん)の写真をご紹介します。秋瑾は明治時代清国から実践女学校に留学し、帰国後革命家となり、31歳で処刑されました。女性革命家であった秋瑾の処刑は、大きな反響を呼び、現在でも英雄として敬愛され、銅像が立っているそうです。

中国杭州市西湖

平成23年秋には国文科会京都研修旅行の冷泉家見学に同行しました。 今後の実践桜会関西支部の発展・存続のため、他の支部・科会との交流を深め発展していくことを望んでおります。

白井喜美子様を偲んで

文責 副支部長 並川みき子 (昭和45年/大国卒)

白井喜美子様は 2013年 9月1日に98歳でご逝去されました。 実践桜会関西支部会計監査として84歳を超えて8年間にわたり、ご協力いただきました。つつしんでご冥福をお祈りいたしますとともに心から感謝申し上げます。

白井喜美子様ご出身女学校(兵庫県立第二神戸高等女学校)の同窓会 社団法人 親蔦会の御好意により実践女子専門学校英文科ご卒業後の神戸でのご活躍の軌跡を伺いましたのでご紹介申し上げます。

白井喜美子様は旧兵庫縣立第二神戸高等女學校3回生(現兵庫県立夢野台高等学校)で、その同窓会 社団法人 親蔦会の会長を昭和27年から54年まで27年間勤められ、名誉会長として一昨年まで総会、理事会にもご出席されておられたそうです。  昭和11年実践女子専門学校英文科をご卒業され、英語の教員免許状を在学中に取得されましたが、その当時は戦時色が強く英語を教える旧制中学や女学校が殆どなく、小学校教師(訓導)の資格を得られ、終戦まで小学校教師としてご活躍なさいました。終戦後英語教育の復活に伴い、神戸市立第二高等女学校、学区改正後の高等学校において英語教員をなさり、兵庫県立須磨高等学校から遊喜幼稚園長に就任され、その後神戸市教育委員会人事主事となり、定年後は常盤短期大学の教授もなさいました。

退職後、勲 5等瑞宝章を受章され、その年の 11月に宮中に参内、天皇陛下に拝謁されていらっしゃいます 。

左が白井喜美子様

 

平成 25年 6月 7日介護老人保健施設“いつでも夢を ”にて